接続詞のはたらき

今日は、接続詞の勉強です。接続詞というからには、何かと何かをつなぐんでしょう? はい!そのとおりです。単語をつなぐ、句をつなぐ、文をつなぐ‼ つなぐ役割を果たすのが、接続詞なのです。そしてその接続詞をプラスという記号で表してみると不思議な数式が。。。 ん?1たす1=big1・・・?

 +=big

Ken and Keiko are going to be married. (Ken と Keiko  は結婚するつもりです)これは and が  という接続詞のはたらきで、Ken と Keiko をつないでいます。

Yoko or Aya will come here.  (Yoko か Aya がここにくるでしょう) これは接続詞 or が かまたは というはたらきで、Yoko とAya をつないでいます。

このように、接続詞には、つなぐはたらきがあります。 そして、このKen and Keiko are going to be married. のように、主語がひとりではないとき、つまり接続詞 and  によってKen とKeiko がふたりで1つの主語になったとき、、、これが不思議な数式の   Big  です。つまり、接続詞には、個別の1と1をつないで大きな1つのものにする働きがあり、文を接続詞でつないでも、長い1つの文になるんです。ここではこのことを、1 Big と呼ぶことにしますね。2つの文が接続詞でつながれて、ながーい1つの文になるので、1つの文のなかに2つ文があり、それぞれ主語と動詞があり、主語が2つ、動詞が2つあることになるわけです。

I was watching TV when she came home. この文は、接続詞 when でつながれています。When といえば、中2のみなさんは1年生の時、When do you study?のように疑問文の最初につける疑問詞のwhen を習いましたよね。接続詞のwhenは、疑問詞とは違って、「~するとき」 という意味なんです。たとえば、わたしはアメリカに行ったとき、はじめてリスを見た。とか、朝ご飯を食べるとき、毎朝牛乳を飲む。のような使い方です。

対等な関係を結ぶ接続詞と対等ではない関係を結ぶ接続詞

andそして~  butしかし~  soだから~  orか~  norどちらも~ない forというのは~   これらは、対等な関係を対等な関係の語句を結ぶ接続詞です。

それに対して、When~するとき while~するあいだ  before~する前に  after ~する後に   If もしも~するなら because なぜなら~   などは、対等でない関係を結ぶ接続詞です。

Ken and Keiko are going to be married.

Yoko or Aya will come here.

この文の Ken and KeikoYoko or Aya の接続詞 and と or の前後はどちらも重さが同じで対等な関係ですよね。では、対等でない関係って、どんな関係でしょう?

I was watching TV when she came home. この文は、対等ではない関係を結ぶ接続詞 when でつながれています。

さて、ア 私がテレビを見ていた時、彼女は帰宅した。

イ 彼女が家に帰ったとき、私はテレビを見ていた。   どっちの訳が正しいでしょう? 正しいのは イです。

I was watching TV>she came home の関係です。接続詞というのは、後に続く文をまとめるはたらきをするので、when she came home 彼女が家に帰ってきたとき、になるのですよ。日本語では、とき ということばは、彼女が家に帰ったとき というように後につきますが、英語では、when she came home のように、when は前につくのですね。このことは 当たり前になってしまえば、どうっていうことはないのですが、はじめて習ったときはよく間違えます。日本語は、彼女が帰ってきたときで、うしろにときがきます。英語は前ですから、日本語と順番が逆なんですね。

対等ではない関係を結ぶ接続詞 when

I was watching TV when she came home. (彼女が家に帰ったとき、私はテレビを見ていた)

この文の接続詞 when は、対等ではない関係を結ぶ接続詞です。 she came home という文は 前半のI was watching TV  を説明するためのものですね。 だから、I was watching TV  がいちばん言いたいことで、she came home が、言いたいことを説明する関係です。つまり、I was watching TV という文を when she came homeが修飾しているんです。そしてI was watching TV という文と、she came home という文が、接続詞 whenでつながれています。もともと2つだった文が、whenでつながれることで、+=bigの文になったのですね。

対等ではない関係を結ぶ接続詞 because

Tom didn’t run because he was tired. (トムは疲れていたので、走らなかった。)

この文は、接続詞 because のあとの he was tiredは、前半のTom didn’t run を説明するためのものですね。 だから、Tom didn’t run がいちばん言いたいことで、because he was tired は、その理由を説明しているのです。もともと2つだった文が、becauseでつながれることで、+=bigの文になっていますね。

対等ではない関係を結ぶ接続詞 if

We will play baseball if it is clear tomorrow. (もし晴れたら、ぼくたちは野球をするよ。)

この文は、接続詞 if のあとの if it is clear tomorrow という文は 前半の We will play baseballを説明するためのものです。だから、We will play baseball  がいちばん言いたいことで、she came home が、言いたいことを もし~ならば と条件をつけている関係です。つまり、We will play baseball  という文を if it is clear tomorrow が修飾しているのです。そして、もともと2つだった文が、if でつながれることで、+=bigの文になったのですね。

ところで、If やwhenという接続詞は、気をつけなければならないことがあります。We will play baseball if it is clear tomorrow.という文、tomorrow って明日のことですよね?明日晴れたら、って言っているのに、なぜ現在形って思いませんでしたか?これが if やwhenのやっかいなところです。If  や when がこのように条件を表すときには、未来のことでも動詞の現在形を使うのです。変な気がするかもしれませんが、明日は晴れる!きっと実現するんだ!という設定だからなんですよ~。

対等ではない関係を結ぶ接続詞 that

I think that the book is interesting. この文は、接続詞 は thatです。thatのあとの the book is interesting といいう文を 目的語に変えるはたらきをします。Thatは、~ということ という意味なのですが、文全体を日本語にすると、「わたしはその本はおもしろいと思う。」という意味になり、thatは日本語としては表に出ません。そして目的語なのですから、当然この文の主語は I  で、動詞は think ですね。

このように接続詞が導く文が、目的語になる場合も、+=big です。 目的語だということは、that the book is interesting の部分は名詞のはたらきをしているということですね。

ところで、that は、省略されることが多いので、おぼえておきましょう。 それは、that がなくても、動詞のあとに文が続いていれば、これは+=bigだ、文がまるごと目的語だ!って気づけるからです。Thatがかくれていることに気づけるように、しくみを理解しましょうね。

英語の接続詞は、うしろにくるものをまとめる

I was watching TV when she came home. この文は、対等ではない関係を結ぶ接続詞 when でつながれています。

さて、ア 私がテレビを見ていた時、彼女は帰宅した。 イ 彼女が家に帰ったとき、私はテレビを見ていた。 どっちの訳が正しいでしょう? 正しいのは イです。

I was watching TV>she came home の関係です。接続詞というのは、後に続く文をまとめるはたらきをするので、when she came home 彼女が家に帰ってきたとき、になるのですよ。日本語では、とき ということばは、彼女が家に帰ったとき というように後につきますが、英語では、when she came home のように、when は前につくのですね。このことは 当たり前になってしまえば、どうっていうことはないのですが、はじめて習ったときはよく間違えます。日本語は、彼女が帰ってきたときで、うしろにときがきます。英語はwhenは前に置きますから、日本語と順番が逆なんですね。英語の接続詞は、うしろにくるものをまとめるはたらきをするということを覚えておきましょう。

接続詞の修飾節は前でも後ろでもいい

さて、クイズです。接続詞when  if  because のそれぞれの2種類の文、アとイのどちらが正しいでしょう?

①ア I was watching TV when she came home.

イ When she came home, I was watching TV.

②ア We will play baseball if it is clear tomorrow.

イ If it is clear tomorrow, we will play baseball.

③ア Tom didn’t run because he was tired.

イ Because he was tired, Tom didn’t run.  さあ、どうでしょう?

正解は、全部どちらも正しいのです。アでもイでも〇なのです。

ア Tom didn’t run because he was tired.

イ Because he was tired, Tom didn’t run. 前後を入れ替えても同じなんですよ。

ただし、1つだけ気を付けてください。コンマです。接続詞+文の部分を前に出すときは、コンマを忘れずにつけてくださいね。逆に、うつろのときは、コンマはつけなくてよいです。接続詞があるだけで、1+1=big1だとわかるからなんです。

 

☆岡山市・倉敷市で英語教室をお探しなら、岡山市からも倉敷市からも便利な英語教室、RSKバラ園近くの”EnglishGarden”にお問い合わせください