今日は目的語と補語の勉強です。目的語はなんとなくわかるけれど、補語ってなんだろうって思いますよね。でもね、むずかしそうな文法用語も、その意味さえわかれば、あなたの英語力をぐっとアップさせてくれますから、がんばって勉強しましょうね!

目的語とは

He gave me an interesting book. って、目的語が2つ?主語+動詞+目的語+目的語 なんですか?はい!そうなんです。目的語が2つの文なのです。

目的語というのは、辞書を見ると、「動作の目的を表す語」と書いてあります。たとえば、「あなたを好きだ」とか、「君にあげる」の「あなた」や「君」が目的語にあたるわけです。だから、目的語は「○○に」、とか「○○を」というふうに、 や  がついていて、目印になることが多いのですが、日本語の助詞はけっこう柔軟に使われるので、「あなた好きだ」が、「あなた好きだ」になることもありますよね。だから、目的語とは、「動作の目的を表す語」だと理解しておくことは必要です。

目的語は位置が決まっている

その点、英語は簡単ですよ。なぜなら、目的語は位置が決まっているからです。英語では、目的語は動詞の後ろに来るのです。 や  などの助詞がない代わりに、英語は位置が決まっていて、位置で主語なのか動詞なのか、目的語なのかを判断できるのです。たとえば、日本語で、「わたしあなた好きだ」というと、わたしには  がついていて、あなたには  がついていますが、どちらが主語ですか?もちろん、「わたし」が主語ですよね。そして、「動作の目的を表す語」は「あなた」ですから、 がついていたとしても「あなた」が目的語です。「わたしあなた好きだ」が「あなたわたし好きだ」となったとしても、日本人なら感覚的にわかることですが、外国の人にはむずかしいと思いますよ。 や  つくと主語だと覚えていたとしたら、大混乱ですよね。

 

目的語がふたつある動詞

さて、「わたしあなた好きだ」は、英語では、I like you. 「君にあげる」は、I’ll give you. です。目的語は動詞の後にありますね。では、He gave me an interesting book. ってどうでしょう。He gave me が、主語+動詞+目的語  まではわかると思いますが、 an interesting book はなんでしょうね?はい、これも目的語なんです。

主語+動詞+目的語 +目的語 なんですよ。えっ?目的語がふたつもあるの?そうなんです。「彼は私におもしろい本をくれた」ですから、me も an interesting book も「動作の目的を表す語」です。目的語なのです。

でもこのように、目的語がふたつある動詞は限られています。give のほかに、teach (~に・・・を教える)、 make  (~に・・・をつくる)、 buy(~に・・・をつくる)、  show (~に・・・を見せる)などです。どれも 人に・・・を というふうに、意味的にも目的語が2つ必要な動詞ですね。そして、2つ目的語がある場合には、法則があります。前にくる目的語が人と決まっているのです。

さてじつは、He gave me an interesting book. は、He gave an interesting book to me. にすれば、目的語はひとつになります。意味は同じですよ。「彼は私におもしろい本をくれた」です。でも、ひとを後ろにするときは、前置詞 to をつけることを忘れないでくださいね。

補語とは「主語や目的語の性質を説明する語」

He called me Bob. この文はどういう意味でしょう?callは「呼ぶ」という意味なので、「彼は私を呼んだ・・・ボブ」? ボブは目的語でしょうか?「動作の目的を表す語」ではないような気がしますね。そうなんです。Bobは目的語ではありません。実はこの文、「彼は私をボブと呼んだ」 という意味です。me のことを Bob と呼んだわけですから、meはBob、me=Bobです。このように、主語や目的語の性質を説明する語のことを、補語と呼びます。

たとえば、make や name などがあります。

英語は【形】のことば

He gave me an interesting book. とHe called me Bob.この2つは似ているようだけれど、文法的には、まったく違う構造です。文法って苦手だな~と思う人、実は英語を理解するためには英語の構造を理解することは必須です。英語は【形】のことばだからです。日本語とまったく違う構造をしたこの言葉、その【形】を理解すればほんとうに百人力なんです!

 

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