今日は英語の過去形の勉強です。過去形って当然、現在形の過去版なんだよね? って思いますよね。実はかなり違います。過去形は過去のある時点のことですが、現在形は今だけのことではないのです。
過去形を勉強するまえに、動詞の原形と現在形を見直してみましょう。
まずbe動詞からです。 そもそもbe動詞とはなんですか? Be動詞というのは、原形がbeだからbe動詞と呼びます。~です、とか ある、いる、などの意味のとき、つまり状態を表すときに使います。私は学生です、とか、あなたは美しい、とか、僕は日本にいます、というように。つまりこういう状態だ!ということを言いたいときです。特徴は、主語によって使い分けられること、I のときには am、he、 she、it などの三人称単数のときには is 、you や複数の主語のときは are でしたね。 これが過去形になると am、 is は was に、are は were になります。
それに対して一般動詞というのは、動きを表す動詞です。
あらゆる動作や感情の動きを表すので、数限りなくあるんです。 動詞の大部分を占めるので、一般動詞と呼ぶんでしたね。
一般動詞だと、スポーツをする、とか、持つとか、食べるとか、好きだ、なんていうときに使うんですね。現在形は原形とおなじ形ですが、三単現のときには、s がついたり have➡has のように形が変わってしまうものもあります。
そして一般動詞の過去形は、語尾に d や ed をつけるだけのものもあれば びっくりするような変化して過去形になるものもあります。
現在形、過去形に対してつかみどころがないのが原形です。原型ってなに? どんなときに使うの? そう!命令文のときでしたね。命令文 は動詞の原形で始まるんでしたね。 Be quiet. 静かにしなさい、のbe はbe動詞の原形ですよね。
次に助動詞のあとです。 助動詞+動詞の原形 でしたよね。 例えば、助動詞 can のあとは原型です。 He can play the piano. の play は三単現の s のつかない原形ですね。
そして進行形。 進行形は Be動詞+動詞の原形ingですから、
Taro is eating sushi. 太郎は寿司を食べているところだ、のeat は原型です。
次に現在形を思い出してみましょう。be動詞の現在形は<日頃から~です> という状態をあらわします。
I am a student. 私は学生です。
これを過去形に変えてみましょうか。 am is は was に変わり are は were に変わります。
I was a student.
She was my friend.
You were beautiful.
ですが、過去形は 過去のある時点で なにかが起こったことを伝えるときに使うので、 それが いつだったのかを言う last year や two years ago、long ago などをつけることが多いです。
I was a student last year. 昨年は私は学生でした。
She was my friend two years ago. 彼女は2年前は私の友達でした。
You were beautiful long ago. 昔はあなたは美しかった。
ですね。過去形と過去進行形の使い分けがむずかしいと言う方が多いのですが、過去進行形は、あることが起こったとき何かをしていた、たとえば、泥棒が来たとき私はお風呂に入っていた、というようなときに使い、単純に過去のある時点で ~していた、~だった、というときは過去形を使います。
では一般動詞の文を過去形に変えてみましょう。
I played the piano yesterday. 私はきのう ピアノをひいた。
They made a cake this morning. 彼らは今朝ケーキを作った。
He went on a trip one year ago. 彼は一年前に旅行にいった。
ですね。
さて、I played the piano yesterday. の動詞はplayedで、play に ed がついているのですが、They made a cake this morning. He went on a trip one year ago. の動詞 made と went ってなんでしょう。はい、実はmade は make の過去形、went は go の過去形なんですよ。 えー! 現在形と全然ちがうじゃないですか!
はい、実はですね! 一般動詞には play のように、語尾に d または ed をつけるだけの かんたんなものと、 make や go のように不思議な変化をするものの二種類があり、d や ed のように簡単に語尾で変化させるものを規則動詞、 go や make のように不思議な変化をするものを不規則動詞と呼びます。
規則動詞は 基本的に 語尾に ed を付けるだけ。ただしlike のように e で終わる動詞は、 d だけをつけます。
study のように、最後のyの前に子音字があるときは、y を i に変えて ed を付けます。
stop のようにつまる音のときは最後の文字を重ねて ed を付けます。規則動詞には、このように規則と呼べる法則性があるのですが、問題は不規則動詞です。
規則性がないのです。しかもこの不規則動詞、とてもたくさんあるので、覚えるのがたいへんです。でも過去形って日常よく使われますよね。過去形をつかわずに会話はできないと言ってもいいくらいなので、がんばって覚えてください。もちろん、発音もスペルもです!英語を覚えるとき、声に出して覚えることで英語脳も育つので、発音を大事に練習しましょうね!
左側の緑色の部分はbe動詞の原型、現在形、過去形です。 am is ともに過去形は was です。 そして、are の過去形は were ですから、3種類ある現在形は、過去形では2種類になります。現在形よりも簡単ですね。
では、be動詞の過去形疑問文はどうでしょう。
I was a student last year. を 主語を you に変えて疑問文にすると
Were you a student last year? ですね。
She was my friend two years ago. を疑問文にすると、
Was she my friend two years ago?
You were beautiful long ago. を 疑問文にすると、
Were you beautiful long ago? ですね。現在形の疑問文と同じように、be動詞を前に出すので、これは大丈夫ですね?
次に疑問文に答えてみましょう。
Were you a student last year? と聞かれたら、Yes, I was. か No, I wasn’t.
Was she my friend two years ago? と聞かれたら、Yes, she was. No, she wasn’t.
Was I beautiful long ago? と聞かれたら、Yes, you were. か No, you weren’t.ですね。
am is は 過去形では was になり、are は were になるというだけなので、 be動詞の現在形の使い方がわかっていれば簡単です。現在形を復習したい場合は、英語の動詞はたった2種類を見てくださいね。下にURLを貼っておきますからね。
これが現在形だったら、
Are you a student? と聞かれたら、Yes, I am. か No, I’m not.
Is she your friend? と聞かれたら、Yes, she is. No, she isn’t.
Am I beautiful? と聞かれたら、Yes, you are. か No, you aren’t.ですよね。
現在形の場合は、yesterday のような過去に時を限定することばがつきません。現在形は きのうも今日も明日も。。。というように普段からそうなんだっていうときに使うので、表す時の範囲が広いんです。
では次に.一般動詞の過去形を疑問文にしてみましょう。
I played the piano yesterday. を 主語を you に変えて疑問文にすると Did you play the piano yesterday? ですね。 Do の 過去形 did で 疑問文にし、動詞は原型に変えます。
They made a cake this morning. を 疑問文にすると、Did they make a cake this morning?
He went on a trip two month ago.を 疑問文にすると、Did he go on atrip two month ago? です。
一人称でも二人称でも、三人称でも 単数でも複数でも did で質問するのですが、それは do も does も 過去形は did だからです。
そして一人称でも二人称でも、三人称でも、単数でも複数でもとにかく、動詞は play make go のように 原型にするのです。
疑問文の答え方はどうでしょう。do も does も 過去形は did だから did で答えます。
Did you play the piano yesterday? なら、 Yes, I did. か No, I didn’t.
Did they make a cake this morning? なら Yes, they did. か No, they didn’t.
Did he go on atrip one year ago? なら、 Yes, he did. か No, he didn’t.
過去形のときはいつも did だから、かんたんですね。 要するに一人称でも二人称でも、三人称でも、単数でも複数でも、did か didn’t で答えるのです。
過去形否定文では現在形の否定文のとき、be動詞のあとに notを付けます。 一般動詞の文では do や does のあとに not を 付けましたね。 それと同じように was were のあとに not 、did のあとに not を付けます。Be動詞の文では
I was not a student last year.
We were not beautiful long ago.
一般動詞の文では
I didn’t play the piano yesterday.
They didn’t make a cake this morning.
He didn’t go on a trip one year ago. です。 三単現のときと同じように、do や does や did を使ったら、動詞を原型にするのを忘れないようにしましょうね。
三単現ってなに? という人は、これもとても大切なので、三単現って? を見てくださいね。
整理をします。 am, is の過去形は ➡ was 否定形だと wasn’t になります。 are の過去形は ➡ were 過去形の否定は weren’t です。
短縮形を使うことも多いので、短縮形にも慣れておきましょうね。 was not の短縮形は wasn’t、 were not の短縮形は weren’t、 did not の短縮形は didn’t です。
過去形 と現在形 そして 原形の使い方わかりましたか。
さあ、そろそろ 英語の学習が 基礎の上に積みあがってきました。 現在形や 三単現の勉強をしたうえで、過去形を勉強すると、よりよくわかるので、 やっぱり英語は基礎が大事ですね!
この記事へのコメントはありません。